離婚するなら金をくれ!離婚時の慰謝料の相場や財産分与について

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離婚するなら金をくれ!離婚時の慰謝料の相場や財産分与について

今や、日本の離婚率も欧米に匹敵する勢いとなってきました。
離婚の際に、いかに自分が優位に立ち、出来る限り多くの金銭を得ると言う考え方も増えてきているようで正に欧米式の考え方と言えるでしょう。

日本は、欧米ほどの訴訟社会にはまだなっていませんが、こと離婚問題となるとそれに迫る勢いです。
そこで今回は、離婚を考えると切っても切り離せないお金の話。離婚した場合の慰謝料の相場についてお送りしたいと思います。

慰謝料とは一体どんなものなの?慰謝料の相場はいくらなのか?

慰謝料、慰謝料っていうけど、そもそも慰謝料ってなに?

慰謝料とはどんな性質のもの?

【他人の身体、自由若しくは名誉を侵害した場合又は他人の財産権を侵害した場合のいずれであるかを問わず、前条の規定により損害賠償の責任を負う者は、財産以外の損害に対しても、その賠償をしなければならない】

引用:『民法第710条 財産以外の損害の賠償』

難しい言葉がたくさん並べられていますが、慰謝料の定義は、法律ではこの様に定められています。
簡単に言うと「精神的、肉体的に他者を傷付けた場合、それに応じた金銭を相手に支払うことで補い埋め合わせなさい」と言う事です。

これは離婚に限らず、他の様々なできごとで訴訟を起こす事が出来る法律です。但し、訴訟を起こしたからと言って必ず勝訴し、慰謝料が取れる訳ではありませんので注意してください。

離婚成立したからといって慰謝料をとれるわけではない

協議離婚(きょうぎりこん)が上手くいけば話もスムーズに進んで良いのですが、裁判と言う事になれば当然離婚の理由が認められるものでなければなりません。

ですが、離婚理由が妥当であると裁判所が認定しても、それが相手の慰謝料を支払う義務を問う理由であることとは同じ意味にはなりません。
離婚理由が認められる=慰謝料をとれる。という事ではありません。
離婚を成立させる為の理由と、慰謝料が発生する事例はイコールとはならないということなんですね。

これを勘違いしている人が非常に多いのですが、離婚理由として認定する場合と慰謝料を発生させる理由とでは全く厳格さが違うのです。
注意しなければ、離婚を突き付けた方が慰謝料を請求されるケースもあるので、そう言う意味では簡単に離婚を口しない方が賢明かもしれませんね。

慰謝料が取れる離婚理由とは?

慰謝料が認定される離婚理由と慰謝料が取れる理由とは?

離婚理由として認定される主な理由は次の通りです。

  • 不貞行為
  • 暴力行為
  • 悪意の遺棄
  • 3年以上の生死不明
  • 家庭及び夫婦関係の維持に対する拒否
  • 精神病などで回復の見込みがない場合
  • 性行為の拒否
  • 婚姻関係を維持し難い重大な理由

大きく分けると、およそこの8つに分類できるかと思います。
この中でまともに慰謝料を請求出来るケースは上から3項目
・不貞行為
・暴力行為
・悪意の遺棄
までです。

しかし、この3つの事例であっても、第3者が見て明らかに認定出来るだけの物的証拠がなければ慰謝料を請求しても、なかなか認められない場合が多いようです。
片方(離婚したいと言っている方)の申告だけでは、信用するに値しないからです。

慰謝料をとる前に離婚を・・。離婚理由として主に認定される8つの理由の説明

1.「不貞行為」は簡単に言うと浮気などを差します。

2.「暴力行為」は今の言葉で現すとDV、肉体的暴力や精神的暴力のことです。

3.「悪意の遺棄」は面倒を見るべき配偶者を正当な理由なく同居を拒んだり、まともな生活を営むレベルにする協力をしないと言うものです。
これはわかりにくいかも知れませんが、例を挙げると妻が大病を患って家庭での家事や育児が出来ない状況下で、理由なく家を出てしまい生活費の保証もしなかった、などの場合です。

4.「3年以上の生死不明」は、言葉通りで3年以上生死すら確認出来ない状況であれば、相手が不在でも離婚は可能です。

5.「家庭及び夫婦関係の維持に対する拒否」も言葉通りで、家族や夫婦が人並みに円滑に生活する為の努力を一切しない場合です。

6.「精神病などで回復の見込みが無い場合」も言葉通りで、妻や夫のどちらかが重度の精神病になり、夫婦の協力義務を一切成し得ない場合に認められます。
ですが、この場合は相応期間、看病や治療の為の努力をしてきたこと、離婚後の配偶者の療養が保証されていないと認められないケースは多いと言えます。

7.「性行為の拒否」も言葉通りですが、飽くまでそれに応じない正当な理由が無い事が前提です。ただ性行為の執拗(しつよう)な要望も離婚の理由となりますのでご注意を。

8.「婚姻関係を維持し難い重大な理由」は実に多岐にわたりますが、勤労意欲(きんろういよく)の欠如(けつじょ)や親族との不和、性格の不一致、何らかの中毒、家庭生活が破綻(はたん)する様な宗教活動などです。
まだ、これについては細かく設定はされていますが、実はこれらの理由は離婚理由としては弱く、余程の実態と、それを客観的に証明出来なければ難しい理由となっています。

慰謝料以外に離婚時に確実に手に入れられる財産分与

離婚相手から慰謝料をとりたい!と考えている人の多くは、恐らく慰謝料こそが復讐となり相手を困らせる事が出来るものだと考えているのでしょう。しかし、慰謝料をとるにはかなりの労力も要します。

そこで、慰謝料の相場を知る前に、慰謝料以外の金銭や物品について言及しておきます。
慰謝料を取る事が困難な場合であっても、基本的に夫婦で築いてきた財産などは財産分与(ざいさんぶんよ)と言う形でおよそ半分は手に入れる事が出来ます。
これは、明らかにあなたに過失がなければ、比較的簡単に手に入れられるんです。

本当に現状が耐えられなくて離婚を急ぐ人は、慰謝料はどうでも良いから、財産分与だけしてさっさと離婚するケースもあるようです。

離婚してとれる慰謝料の“相場”は意外と低い?

欧米や、芸能人の離婚の際の慰謝料を聞いて期待している人もいるでしょうが、日本で今まであった判例で言うと下は30万円、最高でも300万円プラスアルファが相場と言えます。

慰謝料の金額の算出方法ですが、それぞれの離婚理由や、その証拠、過失具合、慰謝料を支払う側の資産状況や就業状況、健康状態や、離婚後の生活にかかる負担、そう言った諸々(もろもろ)を考慮して出されるのが慰謝料なんです。

ですので、一番下(30万円)と上限(300万円)から、それぞれのケースに応じてこの間の金額で決定されることが多いです。
ケースごと、夫婦ごとに金額は変動しますので、ハッキリと言ってしまえば相場というものは存在しないのです。
あえて言えばと言う事で下限と上限を提示しました。おおよそ、この範囲の金額が相場だと思って下さい。

慰謝料として求める金額次第では離婚も泥沼化してしまう

慰謝料の設定次第では離婚も泥沼化する

精神的、肉体的に非常な苦痛を受けた場合は、当然の権利として慰謝料は請求すべきでしょう。
ですが、はやく関係を断ちたいと願うなら、慰謝料の金額にこだわればこだわるほど、離婚訴訟自体もこじれていきます。

慰謝料は、第3者の証言や、客観的証拠を提示してはじめて認定される“可能性”のあるものです。
感情だけで、証明も出来ずに「慰謝料を払え!」「慰謝料は払わない!」と言い争っても、逆に相手が慰謝料を請求してくる可能性もあり、泥沼化してしまう可能性もあります。

また、訴訟が長引けば長引く程、通常の生活もおくれず、費用もかかる為、もし勝訴したとしてもプラスマイナスゼロどころかマイナスになる可能性もあるでしょう。

出来る限り、離婚の際は協議離婚という形をとり、良い関係性を少しでも残したまま別れる方が結局はメリットがある事もあると覚えておいてください。

 

「離婚時の慰謝料(いしゃりょう)の相場と、慰謝料の説明」まとめ

いかがでしたか。
最近はネット社会の発達で、某巨大掲示板のまとめなど、離婚や婚約破棄などのケースでかなりの金額の慰謝料をむしりとったなどの話が溢れています。

しかし、そう言った話の内容をよく見てみる、法的にはあり得ないケースや、金額などが書かれている場合が多いので全ての話を鵜呑みにせずよぉく考えて行動してください。

世の中はそんな単純なシステムでは動いていません。法律も常に「判例」、「前例」にのっとってしか動かない融通の効かないものです。どんな事でも同じだと思いますが、感情的な状態で物事を決定する事は絶対に避けるべきです。

離婚や慰謝料の問題などを考える時は、冷静な時に考える事が大人の姿勢と言えるのではないでしょうか。

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